【社会人向け】自己分析で強みを発見する方法|強みで仕事を楽しくしよう

社会人の自己分析の方法

「仕事が楽しくない」

「仕事に対して熱意が持てない」

そんな悩みを抱えていませんか?

そのまま仕事を続けていても、仕事が苦痛なだけの作業になってしまい、達成感もなくなってしまいます。

このような悩みが出てくる原因は、あなたが自分の強みを知らないからです。

自分の強みを知り、強みを生かした仕事ができれば、仕事に対して熱意が生まれて自然に仕事が楽しくなります。

本記事では自己分析により自分の強みを知り、強みを生かした仕事をする方法を解説します。

目次

なぜ社会人に自己分析が必要か

社会人 自己分析

自己分析は、就職試験のために行うものというイメージを持っている人も多いですが、社会人も自己分析を行って自分の強みや弱みを把握する事が必須です。

なぜならば、強みと弱みを知ることで、自分の適正にあったキャリアを自ら選択できるようになるからです。

ビジネスパーソンにはだれしも強みと弱みがあります。

仕事で強みを生かせれば、仕事にやりがいや熱意が生まれ、さらなるスキルアップを目指して仕事に猛進できます。

反対に、強みを全く生かせない仕事をしていると、仕事に対するやりがいや熱意が失われ、やらされ感しか感じなくなり、モチベーションが上がらなくなります。達成感や満足感が得られず、仕事が苦痛になり、最後にはその仕事から逃げ出したくなってしまうでしょう。

そうならないためには、自己を分析して自分の強みと弱みを知り、強みを生かせるキャリアを自ら選択していく必要があります。

社会人になったら数年ごとに自己分析を行い、歩んでいるキャリアが自分の強みを生かせているかをチェックすることが大切です。

また、仕事で高いパフォーマンスを出すためのセルフマネジメントを実践する上でも、自分の強み、弱みを知っておくことが重要です。

生産性を向上させて高いパフォーマンスを維持する「セルフマネジメント」については、次の記事で解説しています。

自己分析とは

自己分析 とは

自己分析とは、自身がこれまで体験してきた出来事や、人間関係、性格、特定の状況での自分の反応を分析することで、自分自身の軸を明らかにし客観的な視点で認知できるようにすることです。

自己分析の手法にはいくつも種類があり、分析によって明らかになる軸もさまざまです。

たとえば次のような軸が客観的に認知できるようになります。

  • 価値観
  • 強み、弱み
  • 思考のクセ、行動のクセ
  • 性格
  • 性格に影響を与える過去の体験
  • ありたい姿
  • 願望

本記事では、強みを生かした仕事をすることで仕事を楽しくすることを目的に、「強みを発見する」にフォーカスした自己分析の方法を解説していきます。

強みを発見する自己分析の方法

強み

自分の強みを明らかにする自己分析には、次の方法があります。

  • エニアグラム診断
  • Strengths Finder 2.0 (ストレングス・ファインダー 2.0)
  • 他己分析

エニアグラム診断

エニアグラム診断とは、人の性格を次の9つのタイプでとらえ、自分がどのタイプに当てはまるかを診断する分析方法です。

エニアグラム 9つのタイプ

エニアグラムで診断されたあなたの性格が、あなたにとっての強みといえます。

さらにエアニグラム診断は、性格の類型をエニアグラム(9つの点をもった円周と、それを繋ぐ線からできた図)に当てはめることで、人間として次に成長する適切な方向性もわかります。

エニアグラム 統合の方向

エニアグラムでは、この図の矢印の方向を「統合の方向」と呼び、各性格タイプはこの方向に向かって成長することが適切とされています。

各性格タイプの人が、さらに人間的な成長をする時に、それぞれ「統合の方向」にあるタイプの性格特性のある面が健全なかたちであらわれると考えられています。

「統合の方向」にあるタイプになるということではなく、基本タイプの自分の「段階」より同じか、それ以上の「段階」の特性があらわれると考えられています。

日本エニアグラム学会ホームページ

自分の性格と、成長の適切な方向性を客観的に知れるので、ぜひ一度診断してみてください。

エニアグラム診断の受け方

日本エニアグラム学会のサイトで、エニアグラムの簡易診断が無料で受けられます。

簡易診断は、90問回答式と文章三択式の2タイプがあり、お好きな方法で診断できます。

あわせて読みたい
簡易タイプ診断 | 日本エニアグラム学会 あなたの性格タイプはどれでしょう? 設問に答えるだけでスピード診断!

Strengths Finder 2.0(ストレングス・ファインダー 2.0)

Strengths Finder 2.0とは、「強みの心理学の父」として表彰されたアメリカの心理学者ドナルド・O・クリフトンが定義した34の資質のうち、自分がもつ資質のトップ5がわかる診断です。

ここで言う資質とはあなたが持っている才能のことで、その才能こそがあなたの強みの元になります。

34の資質には例えば次のようなものがあります。

  • ポジティブ
  • 社交性
  • 慎重さ
  • 分析思考
  • 学習欲

34の資質について詳しく知りたい方は、次の公式サイトを参照ください。

天性の才能の根拠となる、クリフトンストレングスの34の資質

Strengths Finder 2.0の診断を受けると、自分では当たり前と思っていたことが自分の才能、強みだと気付かされ、目からウロコが落ちるような思いをします。

さらにStrength Finder 2.0では、あなたが持つ資質(才能)に合わせた行動を提案してくれます。

この行動の提案は、あなたが強みを生かすためにはどんな仕事をしていけばいいかのキャリアを選択する上で、とても参考になります。

ぜひ一度、Strength Finder 2.0の診断を受けてみてください。

Strength Finder 2.0診断の受け方

Strength Finder 2.0の診断を受けるには、次の書籍を購入する必要があります。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう [新版] ストレングス・ファインダー2.0

書籍に、診断サイトのURLとアクセスコードが付属しています。

URLにアクセスしアクセスコードを入力すると、診断を受けられます。

※必ず新品本を購入してください。

アクセスコードは1回しか使えないため、中古本だとアクセスコードが使用済みで診断を受けられない可能性があります

診断は、設問に対して自分がどれに当てはまるかを選択する方式です。

設問数が多いため30〜40分程度かかります。

他己分析

他己分析とは、他人に自分のことを聞いて分析することです。

同僚や上司などに自分の強み・弱みを聞くことで、他人から見た客観的な自分の強みがわかります。

他己分析には、主観的な自己分析だけではわからなかった、思いも寄らない強みが明らかになるというメリットがあります。

他己分析による強み・弱みの聞き方

特に親しい同僚や上司2,3人に、次の2点を質問します。

  • 私の「ここがすごい」「ここは他の人にはまねできない」と思う所を具体的に教えてください
  • 私の今後に期待することを具体的に教えてください(「こうなってくれるとありがたい」「こうなってくれると頼もしい」など)

質問の回答は、あとから何度でも見られるようメールや電子テキストで回収します。

このような質問をするのは、恥ずかしくてハードルが高いですが、勇気を出して質問することで、自己認知がいっそう進みます。

自己分析の注意点

知らない自分

前述で紹介した診断を行うと、自分では思っても見なかった診断結果が出ることがあります。

そんなときは、「診断が当たっていない」と決めつけずに、「自分でも気づいていなかった強み・弱みが発見できたのかも知れない」と考え、自分の行動や思考を振り返ってみてください。

あなたがこれまで気づいていなかった強みや弱みは、あなたの自己認識を変え、今後の仕事の方向性を決めるきっかけになるかもしれません。

強みを生かして仕事を楽しくしよう

仕事 楽しい

自己診断で自分の強みがわかると、仕事でその強みを生かしたくてウズウズしてきます。

強みを生かした仕事をしている自分を想像するとワクワクします。

あなたの強みを生かせる仕事が、あなたの職場にあるでしょうか。

あると答えられる人はラッキーです。

上司に掛け合って、強みを生かせる仕事をさせてもらいましょう。

熱意がないままで続けていたつらく苦しい仕事から開放され、強みを生かした仕事に情熱を持って取り組めるようになります。

そうなれば、これまでよりずっと大きな成果を出せるでしょう。

あなたの強みを生かせる仕事が今の職場にないのであれば、転職も視野に入れてみてください。

あなたの仕事人生をより良くするためには、自分から強みを生かせるキャリアパスに舵を切る勇気も必要です。

まとめ

あなたの強みを発見する自己分析の方法について解説しました。

前述したとおり、自分の強みを知っているかどうかが仕事を楽しくできるかどうかを左右します。

数年ごとに自己分析を行い、自分の強みに関する自己認識をアップデートして、キャリアに生かしてみてください。

あなたが、強みを生かして楽しく仕事ができるよう応援しています!

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この記事を書いた人

新卒で就職したものの、周りの人より仕事ができなくで絶望する。
それでも、なんとか仕事で成果を出せる人間になろうと努力し勉強。
2回の転職を経て、現在はプライム市場上場企業でプロジェクトリーダーを任されるまでに成長。

そんな私が社会人歴23年で積み上げた知識や経験から学んだ「明日から使える成果に直結するビジネススキル」を発信します。

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