チームのモチベーションを上げる8つの方法|メンバーのやる気を高める実践的な手法を解説

チームのモチベーションを上げる方法

「チームのモチベーションを上げたい」

そんな悩みを抱えていませんか?

  • 言われたことしかやってくれない
  • 仕事のクオリティは最低限
  • 責任感が希薄に見える

そんなメンバーのモチベーションを上げたい。

チーム全体のモチベーションを上げて、もっと成果が出せるチームにしたい。

そう思っているチームリーダー向けに、チームのモチベーションの上げ方を解説します。

目次

チームのモチベーションを上げる方法

チームのモチベーションを上げる8つの方法

チームリーダーが実行するべき、チームのモチベーションを上げる方法は次の8つです。

仕事の意義や目的をメンバーに共有する

メンバーのモチベーションを上げるには、チームリーダーが仕事の意義や目的をメンバーに共有することが大切です。

任されている仕事がプロジェクトにとってどういう意義があるのか、どういう目的の仕事なのか、仕事の成果物は誰のインプットになるのかといったことを認識することで、メンバーは自分の仕事は重要なものなんだという実感がわいてきます。

重要な仕事を任されているんだと思えば、緊張感責任感が高まり、モチベーションが上がります。

プロジェクト全体の日程感をメンバーに共有する

メンバーに仕事を任せるときは、その仕事の納期だけでなくプロジェクト全体の日程感も一緒に共有するようにしましょう。

プロジェクト全体の日程感がわかれば、自分やチームの仕事が遅れることでプロジェクトの日程にどういう影響が出るのかをメンバー自身が自分の頭で考えられるようになります。

すると、「仕事が遅れてはまずい」という危機感が生まれ、モチベーションが上がります。

メンバー同士が自主的に遅れている作業のフォローに入ってくれるようにもなります。

努力が必要な目標を与える

人は、簡単にできる単調な作業に対してはモチベーションが上がりません。

かといって、あまりにも難しすぎて達成できる見込みがないような目標を与えられても、やる気になりません。

モチベーションを上げるには、少し努力が必要で頑張れば達成できそうな目標を与えるのが効果的です。

少し努力すれば達成できそうな目標はチャレンジのしがいがあり、成長にもつながります。

誰しも「成長したい」「今より仕事ができるようになりたい」という成長欲求を持っています。

努力が必要な目標はこの成長欲求が刺激されて、モチベーションが上がるのです。

チームリーダーがメンバーに目標を与える際に、その目標に取り組むことで成長できることを伝えるとより効果的です。

目標設定によるモチベーションへの影響についてはこちらの記事でも解説しています。

プロセスを評価する

メンバーを評価するときは、「できたかできなかったか」「間に合ったか間に合わなかったか」といった成果(結果)に目が行きがちです。

ですが、メンバーのモチベーションを上げるにはプロセスも評価することが大切です。

メンバーは、自分の努力や成長を評価されることで、もっと頑張ろうというやる気が湧き起こります。

評価すべきプロセスは探せばいくらでもあります。

例えば、仕事の仕方を工夫している、周りへの気遣いを忘れない、手を抜かない姿勢で取り組んでいるなどです。

チームリーダーがメンバーのプロセスの変化に気づいて評価することでメンバーのモチベーションを上げられます。

褒めるときはみんなの前で

メンバーの成果やプロセスを評価するには、まず褒めることです。

どうせ褒めるのであれば、なるべくみんなの前で褒めるようにしましょう。

例えば、朝会やチーム定例会などの他のメンバーも居るタイミングで褒めることで、褒められたメンバーはちょっとしたヒーロー気分を味わえます。

1対1で褒めるより、効果的にモチベーションを上げられます。

また、他のメンバーにも「努力をちゃんと見ていて評価している」ということを知らしめられるため、他のメンバーのモチベーションアップにもつながります。

叱るときは期待を込める

チームリーダーをしていると、どうしてもメンバーを叱らなければならない場面があります。

メンバーが同じミスを繰り返したり、仕事に対する意識が甘かったりといった場面では、そのメンバーを叱ることがチーム全体の士気を高めることにつながります。

その際、叱られたメンバーのモチベーションが下がらないよう叱り方に気をつけなければなりません。

間違っても、感情にまかせて怒鳴り散らしたり、相手の人格を否定するような叱り方をしてはいけません。

叱るときは、「あなたならちゃんとできるはず」「あなたならもっと良くなるはず」という期待を一緒に伝えましょう

そうすれば、メンバーは「叱られるのは、期待されているからなんだ」と受け止めて、気合いを入れ直してくれます。

こまめに声をかける

チームリーダーは、メンバーへの声かけをこまめに行いましょう。

こまめに声かけをすることで、メンバーは「チームリーダーが自分のことを気にかけてくれている」と感じ、自分もチームの一員として認められているということを実感できます。

チームの一員であることを実感できれば「このチームのために頑張ろう」という気持ちが生まれ、モチベーションがアップします。

例えば「なにか困ってることある?」とか「順調そうだね」などと声をかけるのが良いでしょう。

人によっては困っていることがあってもなかなか言い出せない場合もあります。

チームリーダーの方から「困っていることある?」と聞いてあげることで、メンバーの困りごとを早く引き出せるというメリットもあります。

また、メンバーが仕事のやり方を自分なりに工夫したり改善したりしているのを見つけたときは、「それいいね」と声かけするのが有効です。

メンバーは、自分なりに考えて工夫したところをチームリーダーに認められたと感じて嬉しくなり、もっと頑張ろうという気持ちになります。

仕事を任せきる

言われるままに作業するより、自分で計画を立てたり、進め方を工夫したりして自立的に取り組める方が、仕事に対するモチベーションは上がります。

ある程度の経験を積んでいるメンバーに仕事を割り振るときは、計画や仕事の進め方まで含めて任せきるようにしましょう。

もしメンバーが自分と違うやり方で仕事を進めていても、明らかに問題がある進め方をしているのでなければ、口を出さずに見守るようにしましょう。

メンバーは自分で考えたやり方に口を挟まれるとモチベーションが下がってしまいます。

仕事を任せるときは、任せきることがモチベーションアップの秘訣です。

ただし、メンバーに「仕事を丸投げされた」と思われると、逆にモチベーションを下げてしまいます。

丸投げされたと思われないように、メンバーの経験値を考慮して仕事をどこまで任せるかを微調整することが必要です。

メンバーのタイプを見極めることが重要

メンバーのタイプを見極める

モチベーションの源は人それぞれです。

褒められることがモチベーションアップにつながりやすい人、自己成長がモチベーションの源になる人、高い目標を達成することにやる気をみなぎらせる人など、さまざまなタイプがいます。

そのため、この記事で紹介した方法が全て効くとは限りません。

メンバーによって、効果が高い方法や効きにくい方法は異なります

そのためチームリーダーは、メンバーが何によって奮起するのか、何がモチベーションの源になるのかを見極める必要があります。

メンバー一人ひとりが何によってやる気を高めるのかを把握し、その人に合った方法を選択することで、より効果的にモチベーションを上げられます。

メンバーのタイプを見極めるには、ここで紹介したモチベーションアップの方法をいろいろ試しながらメンバーのリアクションを観察するしかありません。

チームリーダー自身の行動を振り返る

チームリーダー自身の行動を振り返る

チームリーダー自身が、メンバーのモチベーションを下げるような行動を取っている場合があります。

チームリーダーが次のような行動を取っていると、メンバーの行動が消極的になり、チーム全体のモチベーションが低下します。

  • 小さなミスでも叱る
  • 失敗しないことを重視する
  • 問題が発生するたびに表情を変える

このような行動はチームのモチベーション低下だけではなく、チームリーダーに対する信頼をも損なわせます

あなた自身がこのような行動を取っていないか、今一度振り返って見ましょう。

まとめ

チームのモチベーションを上げる方法

成果は、能力×モチベーションで決まります。

能力を上げるには時間が必要ですが、モチベーションは日々変化します。

チーム全体の成果を高めるには、日々変化するメンバーのモチベーションに目を凝らし、モチベーションをうまく上げることが重要です。

成果を出すためのモチベーション管理も、チームリーダーの大切な仕事なのです。

ここで紹介した方法を活用して、モチベーションが高いチーム作りを目指しましょう。

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この記事を書いた人

新卒で就職したものの、周りの人より仕事ができなくで絶望する。
それでも、なんとか仕事で成果を出せる人間になろうと努力し勉強。
2回の転職を経て、現在はプライム市場上場企業でプロジェクトリーダーを任されるまでに成長。

そんな私が社会人歴23年で積み上げた知識や経験から学んだ「明日から使える成果に直結するビジネススキル」を発信します。

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